未来から 始まる絵本 009
大きくなりすぎて
行き着く場所が
なくなりました と
くじらが泣いています
昔の友だちが慰めて言いました
くじらくんは、とっても力があるのだから
僕ら虚構船団の原動力になってくれないか
くじらはすぐに答えます
子どものときに助けてくれた
お礼に原動力になりましょう
虚構船団の乗組員は喜びました
ちゃんとお金も払うけど
いくらぐらいが良いのだろう
お金の使い方も知らないし
お役に立てることが嬉しんだ
お金なんかいらないよ
くじらは報酬を断って
悩むことも忘れて
虚構船団の動力となりました とさ
未来から 始まる絵本 009
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