過ごす日々
膝の上に
老猫を抱き
過ぎた年月を労わる
手のひらにのるほどに
小さかったその時から
膝の上に軽さを
感じる歳まで
共に過ごし
ビャーオと
些細なことでも告げる声は
苦しいともだえる声に似て
痩せて骨ばってきた体
軽くなったその様に
寂しさを感じる
あと何年
まだ何年
こうしていられるのだろう
穏やかな陽光が
差すような思いを重ね
時に吹く北風の
厳しさに身を縮めながら
まだ何年
あと何年
膝の上に
老猫を抱き
過ぎた年月を労わる
手のひらにのるほどに
小さかったその時から
膝の上に軽さを
感じる歳まで
共に過ごし
ビャーオと
些細なことでも告げる声は
苦しいともだえる声に似て
痩せて骨ばってきた体
軽くなったその様に
寂しさを感じる
あと何年
まだ何年
こうしていられるのだろう
穏やかな陽光が
差すような思いを重ね
時に吹く北風の
厳しさに身を縮めながら
まだ何年
あと何年
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コメント
老猫ちゃんのビャーオという鳴き声が妙にRealに響きましたよー(ビャーオという鳴き声の表記の仕方ははじめてみたかもしれません。ニャーゴとかはよくあるけど)ビャーオ!ビャーオ!
@三明十種 さんコメントありがとうございます。あまり意識してなかったんですが、そういえばビャーオはあまり見ないかも。雰囲気をくみ取っていただけてうれしいです。
こんばんは。
はじめまして。
読ませていただいて
とても苦しい。
それだけを。
読めてよかったです。
@wc. さん、コメントありがとうございます。
苦しい、もどかしい、ということもありますが、まだ共に過ごせる毎日があるので、思い出は繋がっていきます。