静けさの果てに
真夜中の 静けさ
このなかで ささやく
小さくて 満ちているよろこびを
手と手合わせる
いつかのここの
魂
あ
と仄かに鳴く
空き地の 草は
人知れず 戦ぎ
いつの間にか
在ることを忘れた風が通りすぎる
その時
夜空の星々は光を結ぶ
だれもいなくなったね
と暗闇に
ふくろうのつぶやきはひびく
星々の瞬き
お日さまを思い出す
ふふふ
しばらくして
東の空が白み始めて
夜が明けた
ふふふ
変わったんだ
でも今日は
青空いっぱい!
鳥さんたちは あいさつをしている
再び風は生まれて
雲をちぎる
遠くで失われた私の名前
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