公を志す

公を志す人間に、友達は要らない
公を志す人間に、仲間は要らない
公を志す人間に、恋人も要らない
公を志す人間に、支持者も要らない

公を志す人間には、良心がある
公を志す人間には、公徳心がある
公を志す人間には、マナーがある
公を志す人間には、美意識がある
公を志す人間には、真面目がある
公を志す人間には、ユーモアがある
公を志す人間には、足跡への潔癖がある
公を志す人間には、未来への希望と可能性がある
公を志す人間には、想像力がある
公を志す人間には、理想がある

公を志す人間は、オナラもすれば大便もする
つまり、公を志す人間には、たった一人ですべてがあるのだ
小人は足りないところを補うために、始終群れていた方が良い
それでも隠匿者よりは、マシであろう
万人が束になっても敵わないもの
それが、公を志す人間である

投稿者

静岡県

コメント

  1. コメント失礼します。
    何か、願いや祈りのようなものを感じました。
    文字が光輝くような御詩ですね。
    けれども、一連目は諦感でしょうか、
    少しくすんでいて寂しい感じがします。

    私は恋人ほしいので頑張ります。笑

  2. @ジューン

    諦観最後の最後にはそこに辿り着くのかもしれません。
    福祉だボランティアだ利益本意じゃないだ。ああ言ったものが如何に人間を腐らせているか。酷いもんです。認められたがり、金を作る能力さえない人間がプライドを自慢しあってる。
    最終的には無欲が残る。そんな感じですね。

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