白い庭の子

何か一つだけ
言いたげな
あのこの顔を眺めた

僕には何もないよと
言いかけた

君は髪を踊らせて
白い服流して
今にも壊れるほど
踊っていた

リズムを崩さずに
手を握って
感じてた

温かさ
いつか冷えるけど

火照る手を叩き
空を見上げ鳥を数えた
順風な風渡り吹く庭
手を取り抜け出した

温かさ握り
それでも冷えてしまうなら
僕と君で
花になろう

投稿者

コメント

  1. 言葉への感性が、落葉のようで、この季節には、しみて来ます、美しい〈題〉です、そして美しいテーマです。

コメントするためには、 ログイン してください。