青空はいのちのさびしさ
青空は沈黙している
深く 深い
静けさを宿して
いのちのさびしさだ
青空は、
風に乗った雲を
ぽかりぽっかりと浮かべる
何億年
そうしてきたのか
青空は沈黙している。
私が
青空をみつめながら
ありがとうさま、とささやいても
青空は黙ったまま
うなずくだけ。
戦場で
兵士が銃弾に
あお向けにたおれた時に
その兵士は
青空を一瞬見ただろうか
それでも
青空は一言も発せずに
死んだ兵士を葬送するだけ。
いのちのさびしさの
青空は
私のさびしいいのちとつながっている
古のころから
予感された
このいのち
青空の沈黙に
沈黙で応える私の魂
そのかわりに
思うんだ
青空は私たちの
魂のふるさと
コメント
ああ 何億年も繰り返してきたんですね
素敵な詩です
ありがとうございます
この詩を見て、僕も言葉が出たので投稿しました
@那津na2 さん ありがとうございます♪
ああ、素敵と言ってくれて、こちらこそ ありがとうさま♪☆^^
那津さんの詩「畑山焚火太郎の唄」を今さっき 拝読しました。
那津さんのその詩も、すてきです♪☆^^
冬の、今頃の青空が好きです。澄んで、少し寂しい。切ない。空は何も語らない。だから、空の美しさを見た私たちが空に変わって語るのでしょう。それぞれの魂に向けて。詩の言葉で。
@長谷川 忍 さん コメントをありがとうございます♪
ああ、長谷川さんの青空への思いが すてきです♪☆^^
そちら関東の冬は、晴天が多いでしょうね。こちら雪国が雪の日は、気圧配置が西高東低で、関東の方は大抵は晴れるようです。
そうですねぇ。冬の青空は、澄んでいるのでしょう。こちら雪国では、冬の晴れ間は貴重です。雪国の冬の晴れ間は、神さん仏さんからの プレゼントだと思って(想像して)ます。ふふ。^^