直ぐに戻る
直ぐに戻る
片方の蹄鉄を無くして
雪質の異なる地を疾る
御者の視界を曇らす
涙は凍りついてしまった
何処へ向かうと問う声は
風切り音に消されて宙に舞い
遠くの街の相棒よ
同じ暗い空を見ているか
朝は誰にも届くのだから
この戦いが終わりまでは
新たな命を守るために
光の綱を握り続けて
ひとりの痛みも共にあると
君の声が風になるときまで
直ぐに戻る
片方の蹄鉄を無くして
雪質の異なる地を疾る
御者の視界を曇らす
涙は凍りついてしまった
何処へ向かうと問う声は
風切り音に消されて宙に舞い
遠くの街の相棒よ
同じ暗い空を見ているか
朝は誰にも届くのだから
この戦いが終わりまでは
新たな命を守るために
光の綱を握り続けて
ひとりの痛みも共にあると
君の声が風になるときまで
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コメント
ひとりの痛みも共にあると
君の声が風になるときまで
全体的に落ち着いた詩の強度を感じますが、最終連が特に好き。
この詩から、優しい勇気を感じます。
@こしごえ さん。感想感謝します。
けどさ、わたしは優しくないから
読んでくれたあなたが優しいかも