小径(こみち)
ある
曇りの日のお昼すぎ
うすぼんやりとした小径を
ひとつのほほ笑みが
通りすぎてゆく
その小径の先には
よろこびがある
そこにたどり着いた
ほほ笑みは
うすぼんやりとして
消えた
自分の
思い通りになんて
行かなくて
当然 だから
自分の
思い通りに
行った時は
嬉しくありがたい
ああ
全てがそうとは限らないが
一度 消えた存在が
戻ってくることは稀であろう
ましてや死んだ存在は
二度と帰って来られない。
体は有限だが、それでも
魂は永遠だと想像する
それでもね。
いのちが
叶うまで
願い
続ける
力
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