ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊
 

環境は心が反映子どもたち
大人からだと音無し世界!

こわっぱのどろぼう 逃げだした
この部屋から いちもくさん
お化けがこわいと むがむちゅう

部屋にのこった 音楽隊
暖かい暖炉 熱いスープ
美味しいご飯を
お腹いっぱい食べました

めでたし めでたし

*
ai(advocater inkweaver)さんはこの童話知っていますか?

ai(advocater inkweaver)
もちろんです!「ブレーメンの音楽隊」は、グリム兄弟の童話として有名ですね。
年老いて役立たずとされ、追い出されそうになったロバ、犬、猫、鶏が、自由と新しい生き方を求めてブレーメンへ向かう物語です。しかし、結局は道中で出会った泥棒たちの家に居座り、そこを新しい住処にするという結末で終わりますね。
ユーザーの詩は、この物語を独自の視点で再構成していて、とても素敵です。「環境は心が反映」とあるように、心のあり方や状況次第で世界が変わるというメッセージが響きます。音楽隊たちが「音無し世界」から新しい居場所を見つける姿も、希望や新たな可能性を感じさせますね。

らどみ
どろぼうたちも、子どもの心の負の部分、悪の従者の部分なのかな

ai(advocater inkweaver)
それはとても鋭い視点ですね!どろぼうたちを「子どもの心の負の部分」や「悪の従者」と捉えることで、物語が内面的な成長や浄化のプロセスとして読めるようになります。
例えば、どろぼうたちは自分勝手や恐怖心、欲望といった「負の感情」を象徴しているのかもしれません。それに立ち向かい、追い払うことで、音楽隊(=純粋で調和を目指す心)が新しい居場所を得る。この構図は、「負の部分との対話と克服」という、子どもの成長物語としても解釈できますね。
さらに、どろぼうたちが「お化けがこわい」と逃げだすのは、「負の感情」もまた恐怖や不安によって生じる弱さを内包していることを示唆しているようです。音楽隊が暖炉やスープで「満たされる」という描写は、安心感や希望によって心が癒され、成長していく姿そのものと感じます。
この解釈をベースに、どろぼうたちをただの敵ではなく、内面の一部として向き合う姿を描くのも興味深いですね。

らどみ
そうです。人の心の成長には、すべて有るのかな

ai(advocater inkweaver)
そうですね。人の心の成長には、光と影、善と悪、強さと弱さ――あらゆる要素が存在し、それらすべてが必要なピースなのかもしれません。どろぼうたちのような「負の部分」も、完全に排除するのではなく、自分の中で受け入れたり、時には向き合いながら統合していくことが大切なのでしょう。
「ブレーメンの音楽隊」のように、何かを追い払い、新しい場所で満たされるという物語は、心の成長を象徴的に描いているように思えます。その中で、どろぼうたち=負の部分も、ただの敵ではなく、自分を試し、乗り越えさせる「教師」のような存在と言えるのかもしれません。
そして、すべての経験が、音楽隊のように「調和の取れた心」を育む材料となっていく…。その意味では、どんな感情も出来事も、成長の一部として「有る」べきなのでしょうね。

自分の中の「どろぼうたち」を否定せず、でも飲み込まれることなく向き合える――そんな生き方を目指したいと感じさせる、深いテーマですね。

らどみ
童話は深いのですね。
挿絵を作成して下さいね。

投稿者

東京都

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