大昔ホラ話『軟便出太郎』
大昔、あるところに酷い便秘に悩まされている男がおりました。
便秘というと現代病と思われがちで、当時の病と言えば恋煩いか不治の病かと思われがちですが、とにかくこの男は当時では珍しい酷い便秘に悩まされておりました。
男はこの便秘がどうすれば治るかとお医者に相談に行くと
『人参とブロッコリーとサラダを食べると良いよ』
と言われたので人参とブロッコリーとサラダを食べました。ところが軟便は出ませんでした。
お医者が頼りにならないので教会の神父の所に相談しました。
すると
『悔い改めなさい。神に祈りなさい』
と言われたので悔い改め、神に祈りました。ところが軟便は出ませんでした。
神父が頼りにならないのでお坊さんの所に行きました
すると『滝に打たれなさい。雑炊を食べなさい』
と言われたので滝に打たれて、雑炊を食べました。それでも軟便は出ませんでした。
もう、神も仏もない。自力で直すしかないと男はあらゆる方法を自分で試しました。
そろばん塾にも通いなおしました。シンデレラの真似をして雑巾がけもしました。ジェット機にも乗りました。海に潜りました。空も飛んだかはどうか定かではないですが似たようなこともしました。
それでも、軟便は出ませんでした。
男はもうダメだと諦めて山登りの途中、ハタと山の頂上に腰掛けた時、男の体の中でドッドッと激しく波打つ音が聞こえました。
『おっ、と?コレハなんだ?』男が驚いていると突然男の尻の穴からドッドッと滝のような滝のようなウンコが止めどなく溢れ出てきました。
『こっ、これは?』
山登りをしている途中の村人達は驚いてその勢いに足をすくめ
『こいつは、驚いた。今日からこいつの名前は軟便出太郎』と名付けようと話しました。
ところで、この男の尻の穴から滝のようなウンコは『なんべん、出たろう?』
おしまい。
コメント
アハハ、面白いですね(^o^)
便秘はホント、苦しいですからね(汗)
現代だとよく、本屋さんやドンキ、ドラッグストア、100円ショップなど
決まった場所へ行くとしたくなるっていいますよね
私も実はそうなんです
調べてみたらその現象にはちゃんと名前があって
「青木まり子現象」というらしいです
なんでも、ある雑誌に青木まり子という人が
本屋に行くとトイレに行きたくなる、と投稿したところ
私も俺もと、同じような声が多く集まったことがきっかけなんだとか
この作品がもしも先に出ていたら
もしかしたら、軟便出太郎現象って名前が
付いていたかも知れませんね(^^)
雨音様
うんこや尻穴の話は、年齢関係なく笑えて和みますね!
紙の匂いが動物的反応を催せるようですね。
三年寝太郎をもじって軟便出太郎。コロナ前の多少元気な時期に描いた作品です。今回面白いと思ってポエムサイトに投稿したくなってやっちゃいました!