ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)

ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)
 

入学も組割りも
自分で決めて良い
ネット詩サイト

強制力は(全く)何もなく
先輩も後輩も同じように
うなじ(急所)を見せていて

外の世界の何処かで
何が起きていようとも
学校での出来事、人間関係、
思い出作りが最優先 の ふり

暗い部屋に戻れば ひとり
洒落にならない シャレコウベを
 抱きしめながらも
大人の僕らはアリバイを作っている

終わったら卒業も自分で決めて良い

 

投稿者

東京都

コメント

  1. 私は全くその情報に疎いので他人から聞いたことにすぎないのですが、インターネット上で展開されるオンラインゲームがありますよね、その世界の住人となったプレイヤーは、それこそ現実の生活とは別の、もう一つの世界に生きているようなものなのですよね。そこで現実世界の大金を課金してしまったり、あるいは睡眠不足になったりして現実世界に支障を来すこともあると。そういうことは普通にあることですよね。それほどではないとしても、詩投稿サイトに参加している皆さんは、多少そういった第二の生活空間というか、第二の人間関係の中に入っているわけです。そんな当たり前の誰にでも分かっていることをなぜ長々と書いているかというと、いや実は分かっていないのではないかと、そう思うわけです。ゲームをしている人も、詩を投稿している人も。それが架空の世界であるということを(そんなこと言ったら現実世界の人間関係だって架空=思いこみで成立しているのではないかという議論もあるでしょうが)。そんなことをこの詩から考えさせられました。

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