我が道は険阻にして-

僕は詩で上を狙ふしか
もう行きやうはないのです
さう云ひ遺して SNSを去つた
こゝ迄深みに嵌るとは
00年代
考へたらうか
どのみち立ち止まる僕だ
どのみち逡巡が支配する脳を一つ
抱へて

脳裏を掠める事ども
昔付き合つてゐた彼女
に代表される
「昔の連中」
連中の中には
僕自身も含まれてゐるのだ
今、新しい自分を
なんとか愛ほしみながら
だうにかかうにか
生きてゐる

かつて自作した歌を口ずさむ
当てもなく 彷徨つて 時稼ぐ ときは綺麗🎶
我が道をゆく、勝手氣まゝな僕だが
その結果がこれとはねえ
未だ自在に
とは行かない體躯をちんまりと
持つてゐるのみの
我が財産

今日、道は晴れて 差し出すだらう 焦がれる枝を
月の替はる日へと 退屈さの 滿ちる光に🎶

次から次へと
自分の思考に付いていけない
脳には輝くシナプスばかりが
神々しい

我が道
そんな物はとうに
ふやけてしまつてゐる
日々の、朝の、醍醐味は
二ケ、チーズを載せてリベイクしたロールパン

険阻
と云ふのは
云ひ譯なのだらう
僕はこゝだつて
早々に立ち去りたい

投稿者

埼玉県

コメント

  1. @サーラ
    さん。しぶしぶではないですよ。私の詩に興味を持って下さるだけでも嬉しいです。

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