静かなる熱

裏切られると思う。心のない人だ、と
裏切ると気づく。心とはフィクションであると

書かない人、物語を持たない人を疑う。自分のない人、存在しているのか? と
書かなくなり、物語を見失った時、私もまた自分を疑うだろう

大雑把に捉えられて、適当にあしらわれて、雑に扱われて、丁寧を求めて
清潔社会の中で、繊細さを疑う日々

寂しい侘しい悲しい嬉しい楽しい。それ以外の感情と異なる思考の数々
それら断片の連なりが繰り広げるぎこちなき物語と、つっかえ棒のように立ちはだかる現実
文学者は生きている以上、次なる指針を常に描き続けるものなり
今日は死んでも明日は死なず。私が死んでも貴方滅びず
記録すること。繋ぐこと。バトンすること
文学は現実という冷たい壁を温め、人々をそこへ集わせる静かなる熱です

投稿者

静岡県

コメント

  1. @サーラ
    えーと、私の詩をどこかで読まれましたか?
    言霊屋敷2024は確かに私の作品です。特に自分の作品の中でも良いと思っている作品でもあります。
    ただ、あれは企画ものという面もありますから、クリスマス商品みたいなもので飛び道具ですね。ただああいうの私は好きでそっちの方の素質の方があるのかもと思うこともあります。
    サーラ様はこのサイトで初めて知りました。その詩もリクエストがこうやって来たため、紹介させて頂きますね!

  2. @サーラ
    二重重複投稿になってしまい、自分は遠慮することにしているため、もう少し間が空いたら投稿したいと思います。

  3. @サーラ
    すいません。連続投稿の間違い。失礼いたしました!

  4. 人間が言葉を持ち続けるかぎり、文学も続いていくんですよね。1人1人の熱量はわずかだとしても、大きな何かに包まれているように感じます。

  5. @サーラ
    いえいえ、反応があること自体は嬉しいこと。人間は単純なものです。私とて例外ではありません。

  6. @あまね
    ありがとうございます。古典とか歴史とか見えない科学なのか霊学なのか解明されるようでされないなにかに支えられている。私もそう思います。

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