Station February

夜だけが窓の外を流れていくのは
これが悪い夢だから
目が覚めたらきっと眠っています

向こう岸は砂漠で
土砂降りのポップコーン
あれからずっと喉が渇いています

たぶん残された時間はあと少し

木漏れ日の下でリンゴをかじって
子どもみたいな顔で笑って
猫のあくびを見つめて
輪廻の終わりを想像して
きれいなゼロになるのです

ひかり

そして
すべてをわすれてゆくでしょう

投稿者

大阪府

コメント

  1. 緊迫感の中に確かな美しさを感じました。
    素敵です!

  2. 好きだなー。ドキドキします。

  3. おだやかな語り口だけれど、心地好い緊張感が走る詩行だと感じます。さすがです。
    最後の方で、なんだか救われた気持ちになります。
    この詩好き♪☆^^

  4. @あまね さま
    ありがとうございます。
    久しぶりに詩を書きました。

  5. @たちばなまこと さま
    ありがとうございます。
    ドキドキするって、最高の賛辞ですね◎

  6. @こしごえ さま
    ありがとうございます。
    1行目を書き始めたときにイメージしていたのとは、
    ちょっと違うところに着地しましたが、それもまたよし笑

  7. 色々なイメージが湧きました。共通しているのは死のイメージ。前半は映画「ジェイコブス・ラダー」を、後半はロバートワイアットの「At Last I Am Free」を。

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