Station February
夜だけが窓の外を流れていくのは
これが悪い夢だから
目が覚めたらきっと眠っています
向こう岸は砂漠で
土砂降りのポップコーン
あれからずっと喉が渇いています
たぶん残された時間はあと少し
木漏れ日の下でリンゴをかじって
子どもみたいな顔で笑って
猫のあくびを見つめて
輪廻の終わりを想像して
きれいなゼロになるのです
ひかり
そして
すべてをわすれてゆくでしょう
夜だけが窓の外を流れていくのは
これが悪い夢だから
目が覚めたらきっと眠っています
向こう岸は砂漠で
土砂降りのポップコーン
あれからずっと喉が渇いています
たぶん残された時間はあと少し
木漏れ日の下でリンゴをかじって
子どもみたいな顔で笑って
猫のあくびを見つめて
輪廻の終わりを想像して
きれいなゼロになるのです
ひかり
そして
すべてをわすれてゆくでしょう
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コメント
緊迫感の中に確かな美しさを感じました。
素敵です!
好きだなー。ドキドキします。
おだやかな語り口だけれど、心地好い緊張感が走る詩行だと感じます。さすがです。
最後の方で、なんだか救われた気持ちになります。
この詩好き♪☆^^
@あまね さま
ありがとうございます。
久しぶりに詩を書きました。
@たちばなまこと さま
ありがとうございます。
ドキドキするって、最高の賛辞ですね◎
@こしごえ さま
ありがとうございます。
1行目を書き始めたときにイメージしていたのとは、
ちょっと違うところに着地しましたが、それもまたよし笑
色々なイメージが湧きました。共通しているのは死のイメージ。前半は映画「ジェイコブス・ラダー」を、後半はロバートワイアットの「At Last I Am Free」を。