灯台にて

灯台にて

海の藍と
空の青をつなぐ
白い灯台

冬の日差しが
今日は暖かく
浜を歩く数人の影

沖を行く船の
おこす波が
寄せては返し

岩場の海鳥は
波と遊ぶように
ふわりと
舞いあがり
舞い降り

繰り返す光景の中で
私は堤防に座り
海を見ている

一つの時間が
長く永く
引き伸ばされて

沖を
また一隻の船が行く

投稿者

愛知県

コメント

  1. 美しい情景描写で心にすうっと沁みてきます。いつまでもそうしていたい感じです。

  2. 散文のように読める詩ですね。

  3. @あぶくも さん、コメントありがとうございます。
    日当たりが良く、本当にいつまでもボーっとしていたいような日でした。

    @宮子天満 さん
    自由に言葉を連ねるようになってきたので、散文的な作品が多くなっているんでしょうね。コメントありがとうございます。

  4. この詩と写真で、私もそこに存在しているような感じを受けました。
    汀尋さんの筆力の高さが、そうさせるのだと思います。
    この詩と写真で、ゆったり楽々出来ました。ありがとうございます♪☆^^

  5. @こしごえ さん、コメントありがとうございます。
    ゆったりしていただけて、良かったです。まだ寒い日が続きますが、合間の安らぎになればと思います。^^

  6. 写真と詩が一つの完成形になっていて、美しいなぁと思いました。

  7. @たちばなまこと さん、コメントありがとうございます。
    ちょうど良い写真を見つけれて良かったです。^^

  8. 冬の清々しい空気感が、詩からも、写真からも伝わってきました。

  9. @nonya さん、コメントありがとうございます。
    空気感が伝わってよかったです。素材にできる写真の手持ちがあまりないので、私の中では数少ない画詩でした。

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