愛する日に
ある日
私が私を
失うということは
人や物事を愛するということを
私が忘れた時に
私は私を失うのだ
ああ 蜩(ひぐらし)のお歌を聞きたい
人生の道を歩いていると
時々、
人や物事を愛することを
忘れてしまう時もある。でも
その時その時に
思い出すんだ
さまざまな人や物事に
さまざまに支えられていると。
人の悲しみに よりそう愛を
持っている人は うつくしい
青空の深さだ
光る風の色だ。
私は
人の心を傷つけてしまう時がある
私は
あなたに ごめんなさいと言う
あなたの悲しみを 消せなくて。
けれど
忘れないで
私の魂は
いつも
あなたの魂とつながっているのです。
季節は移り
早朝の静けさに
かなかなかなかなかなかな 蜩の歌う
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