BACK WORDS / Re:cut

確信なんてカビたコーン缶
開けるなって書いてたか?
読まなかった俺が悪い?
悪いって誰だ?

自然は孤立しないって
誰かが言ってた
俺はずっと一人だったけど
俺の中の細菌たちは
夜行虫達と毎晩PARTYしてた

天にかざした指が中指になる頃
確信はいつも遠く
気配だけを
風のように運んでくる

誰も孤立してなどいない
そう信じたかった日もあった
太陽は毎日同じ様に照らしていた
太古のプログラム通りに

あの日の揺れる草木だけが
特別に手を伸ばした気がした

ONE FOR ALL FOR ONE
誰が誰のために
笑顔を振りまいていたのか?
誰かのために涙を流せた夜が
あった気がする

不在を埋めるために
想像力を使った
それは翼だったのか?
逃げ道だったのか?

ただ、高原の冷たい空気と
柔らかな陽射しを
思い出すたびに
胸の奥に
静かな波が立つ

罪の道を
もう一度辿るとき
その道に落ちていた
影の輪郭だけが
俺の網膜を
鮮明に 引っ掻いて行った

忘れられない
それを言ったオマエの声が
生あたたかく
耳の奥に残っていた

無邪気に楽しかった時間は
あの日 確かに終わった
おまえは天国に行って
俺も監獄の様な
擬似天国で虫の様に
這いつくばったままだ

もう走らなくていい
もう語らなくていい
この静けさのなかで
刃の上に立ちながら
目を閉じて
深く息をした

天使達が笑いかけてくる

投稿者

東京都

コメント

  1. 死なないで下さいね?

  2. 死ぬなら心中してください

  3. @たかづき しの
    死を転がしたいね。

  4. @花巻まりか
    そんな事言われたの初めて

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