息
青空は生物の息ではないかしら
すてきというまえのうっとりとした
それから
ミルクの入ったガラスのコップをおとして
わってしまった時の悲しみのしみる
それからまた
ごちそうさまという感謝の
青空は生物の息ではないかしら
そして現在わたしは
息をしている
あなたと
いつものように息をしている
であろうか
夜空も
夜空も生物の息ではないかしら
青空と夜空と
何千年も
何万年も
息をして来た
今
つながっている
空一面へ
ほほえみかえす
今日も 有り難う
コメント
一部直しました。拝礼
日中僕らは話しをし、呼吸をする。そして悲しみ、笑い、怒ったりして生きている。その吐息やため息、それと立ち上る野辺の煙も混ざり合いあの青空になるのかもしれません。
また植物は人間や他のどうぶつが誕生する前よりこの星に青空を生んだ。
やっぱりこしごえさんはありがとうの詩人だなあ。
そうなると殺人者の息も、預言者の息も、偽善者の息も、赤ん坊の第一声も、今まさに死のうとしている老人の最後の呼吸も、全部ひっくるめて、渾然一体となっているのかな。曇る時もあるしね。でも、概ね青く澄んでいて、煌めいる、と考えると、ほとんどの息が美しく空に昇るのかなと思います。
王殺しさんへ そうですね。人々の生活や人生のなかで、人は息をしている。その人の人生で起きるさまざまなこと。その人生のなかで息をして、その息が空と一体化するのではないでしょうか。まあ、なぜ青空は青いのかというのは、インターネットで検索すれば答は見つかりますね。うん。
はい、そう、青空を生んだのは植物のおかげでもありますね。
ああ、王殺しさんがこの詩をすてきに思ってくれて うれしいです。ありがとうございます。
トノモトさんへ そうそう、その通りですね。人。どのような人も息をしている。そのいろいろな全ての人の息が渾然一体となりますね。
まあ、この詩では、青空と夜空しか空を言っていませんが、そこはそれ。そうそう、空には曇り空などもありますよね。その辺をうまく表現できていないのは、私の筆力などの問題です。
でも、トノモトさんが、その辺を汲んでくれて、想像してそのように考えてくれている。そして、ほとんどの息が美しく空に昇るのかな、と思ってくれて ありがたいです。ありがとうございます。
息をしているのは、ヒトだけではありませんね。鳥や馬や牛や猫や犬やトカゲやカエルやとんぼやひまわり等々、生物全てが息をしていますね。
あ、でも微生物はどうなんだろう? まあ、ほとんどの生物が息をしていると思います。
さすが、こしごえさんの詩だな〜。青息吐息くらいしかイメージできない自分を恥じまする…
冗談はさておき、空が何かを吸い上げているイメージをそれぞれの詩人の感性で共有できて嬉しく思います。
あぶくもさんへ ふふ、冗談も うれしいです。
はい、それはさておき。そうですねぇ、空が何かを吸い上げているイメージ。空と世界はつながっていますね。
あぶくもさんが、それらをイメージしてくれる。そして、それぞれの詩人が、それぞれの詩人の感性で共有してくれることを思うと、そのことが貴重に思えます。
あぶくもさんが、そのことを嬉しく思ってくれて、私も嬉しいです。ありがとうございます。
うむ、何を共有してくれるのかは、作者である私には分かりませんが。
詩人それぞれの詩をはじめとして、この詩の何かを詩人が共有してくれることに感謝をします。詩人や私の詩には、生(せい)があると思いますから。拝礼
あぶくもさんのおっしゃる通り、ぽえ会の詩人一人一人の皆様と私の詩のイメージや何かを共有できて とってもすてき。もっと言えば、ぽえ会の皆様と私の書いた詩を共有している、共有できている、ということが貴重です。
空とつながっている感覚を、思い出させてくれる詩と思います。
剛さんへ ああ、ありがとうございます。
そう言ってくれて、ありがたく貴重に思います。
そうなんですよねぇ、空と地上はつながっている。もっと言えば、空で世界中とつながっていますよね。
私自身が、上ばかり見ているのもなんだかなぁとは思いますが、下ばかり見ていても さびしいというか。
剛さんが、この詩を読んでくれて、空とつながっている感覚を、思い出してくれることが、この詩の作者として とてもうれしいです。
青空は生物の息
いいですね、このフレーズ。本作品を読み終えて後、小さな福をいただいたような心持ちになりました。
長谷川さんへ そのフレーズをいいと言ってくれて、この詩を書いて良かったと思いました。
ふふふ、小さな福♪
長谷川さんが、この詩から そういう心持ちになったということをうれしく思うし、貴重に思います。
ありがとうございます。
〉ミルクの入ったガラスのコップ
つい母親の気持ちになります。
割れたら大惨事なので。
もったいないし、におい残るし、カケラを掃除機で吸うときにも掃除機のホースにミルクを栄養に菌が繁殖しそうだし。
そのとき子どもはただ悲しんでいるのかなあ。怪我は無い?と真っ先に思えるひとになりたいのですがなかなか難しいですね。
なんて考えてしまう優しい影響力がある詩です。
たちばなさんへ まず、そういう母親の視線があるということに気付かせてくれたことに感謝します。
そうですよねぇ、実際にミルクの入ったガラスのコップを割っちゃったら大変なことになりますねぇ。^^;
その行からいろいろに想像してくれたことが ありがたいです。
うん、そうですねえ。子どものことを真っ先に思えるか、ということは、なかなかね 難しいかも。その時になってみないと分かりませんね。はい、ミルクの入ったガラスのコップを割った時は、悲しみだけじゃないのかもしれませんね。
ああ、優しい影響力がある詩と言ってくれて うれしく貴重に思います。ありがとうございます。