墓場の管理人
私の詩は、主題を埋葬することが多い。
言わば詩の埋葬人である
お花畑のような可憐、美しさなど皆無
泥々とした怨念の人間たちを、土の下に葬ることが私の喜びである
歎異抄にある「地獄は一定すみかぞかし」
今、ここに、腐臭を放つ現実がある、リアルに目を向けなければならない
私の詩は、地獄の底にて「南無阿弥陀仏」と唱えている
悲しみ、嘆き、憂い、痛み、苦しみ、全てを土に埋めたいと思うのだ
唱えている、唱えるようにしているのは誰か、もとより、私ではない
そこに、私は感動を覚える、絶対の信頼を感じるのだ
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