『壊れゆく世界、或いは1ピースの気付き』
・究極の姿の提示、神の如き、という極端な形容、これ自体が巧妙に仕組まれた、出口が一つしかない洞窟に思えて仕方がない。
・そして、自由、という言葉の実在が、社会的な、或いは道徳的な一本道しか示されてない事実。
・社会に属しているという安心感、同時に不安と恐怖が付き纏う、これが道徳、社会的な自由の正体である。
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・私たちは、全てを批判する、批判される、言わば罪人と告発者としての立ち位置でしか、生きる道と道徳がない、これが現実である。
・本当の事象に、真なる道徳には、このような強迫観念はあるべくもない。
・人間は、既存の社会(養鶏場、養豚場)の為の家畜なのか、そうである現実と、そうではない事象に気付けない
・大勢の内にある揺らぐ影が自分と思っている、太陽の下で一人立つ、濃い、自立した影の現す本体を否定している。
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・要は、現在の社会、道徳的であるとは、人間は構造やシステムの一片としか認められないことだ、これらは否定せねばならない。
・1ピース、人間一人が「社会」そのものである、人間一人が「世界」そのものである。
・人間たちが社会ではない。そうであってはならない。複数の影とは、一人の喪失、人間の喪失だ。
・あるべき姿、真なる道徳は、各々の人間の高まりにより示されなければならない。
・人間であることとは、一人一人が断崖の絶壁に踏み止まり、確固たる意思をもって、人間の尊厳を貫き通すことだ。
#自由詩 20250505
コメント
・を打たずに表現した詩を読んでみたいです。