HIT&RUN
濡れたマッチみたいな詩を書いて
もっと心を冷やす
ハートに火を灯したいなら
まずは始めに自分が
乾いてみたらどうだ?
A.I使って
魂のない言葉達の再利用か?
DISる気はないが
コスプレみたいな詩を書いて
傍観者の目で街をぶらついて
BARに辿り着いたら
生産者への冒涜とも知らず
ウィスキーをソーダで割る
チビチビ飲んだら
安全な家に帰るんだろ?
飲むんならストレートで飲めよ
丹精込めた
命の一滴を薄めたりせずに
喉を焼いてから
声を酸素に混ぜ合わせようぜ
お前はまずブコウスキーに謝れ
火薬仕掛けのスケボーで
宇宙にぶっ飛んだ後で
誰かが三輪車で後追いしてる
膝を擦りむいて
ぺんぺん草の上で転んで
涙を流して うずくまったまま
お前はその場所で
泣いたまま寝る事も
した事はないんだろ?
俺はペンを握ったまま
インクの匂いを忘れた奴らに
この紙の摩擦音で尋ねてる
お前が受け取ってる周波数は
俺の傷口から流れ出した言霊
全てに感謝してみれば
この世界の
全てを破壊し尽くす悪魔に
立ち上がる煙の中で
見せつけられる強要
そこで見た
残った残骸すらさえ
愛おしくなってくるのが
詩人の役目だろ?
ありのままのでは
大空は飛べない
鳥のままでは
成層圏を突破出来ない
誰でも赤子の時に
自ら立ち上がった
歴史があるなら
お前もその痛みを
きっと覚えているだろ?
立ち上がる痛みは
喜びへの滑走路
殴られた犬みたいに
怯えたまんまじゃ
きっと上手くは飛べない
コメント
いいですね〜
冒頭から惹き込まれました!
@雨音陽炎
ありがとうございます。