『夕暮れ、通勤時に思い浮かぶ断片、或いは、その散文に関して』
・ニーチェのいう「Wiederkehren」を、「永劫回帰」と四文字の漢字に訳するから誤解もされるし、宗教的な臭いすら放つ。
・トム・クルーズさんが主演した、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が分かり良い。
・人生とか、大きな視点ではなく、今週とか、3日とか、それでも繰り返すループしている。
・勿論、記憶は残らない、ただ目の前の事象を永劫に経験している、と知ることがプラスとなる。
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・知識は知識に限定される。知ることを知るとは、自分自身への信頼と、運命を受け入れる、否、良き方向へと変える力を確信することだ。
・これは何度目だろうか、123回目、〜1京回目、記憶は無くとも、心は、身体は、動き出す、と知る。
・映画「マトリックス」のモーフィアスのような言葉を聴いても、刺さる人には刺さるが、その他大勢の人には理解すること自体が困難か。
・要は、知るとは自らを信じることだ。伊達や酔狂で臆超えを経験している訳ではなく、圧倒的な自身をもって、行動すれば良い。
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・失敗はどうする、世の中二元論からすれば、失敗は文字通り失敗か、違う、ニーチェは二元論の絶対を破棄した。
・失敗も成功も一つの事象である、絵画を描くとしよう、全面白と全面黒の2枚の絵の優越を競うほど無駄なことはない。
・ニーチェのいう超人の世界は、運命を肯定する、白の絵を楽しめば、同様に黒の絵にも価値を見出す。全てが我がものである。
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・私は何を説いているのだろう、易経か、或いは論語、孟子と激しくデジャ・ブを感じる。
・ニーチェのいう超人とは、帝堯、帝舜、周公旦、孔子、顔回とイメージが重なる。
・ニーチェと儒学思想は違い過ぎる。しかし、現代に則したシン・儒学を探し求めるとき、目の前にニーチェは立っている。
・古き者どもを全て破壊したニーチェと、温故知新を行う儒学、私は強引で面白いと思う、そして、私は感動を覚える。孤独で風来坊のニーチェは、ようやく家へ帰れるのかも知れないだ。
#自由詩
コメント
2010年に始めた、ツイッターのアカウント名がaristotles200です。
そこから、変えるのも面倒くさいので続けています。
本を読むのが好きなので、たまたま手元にあったニコマコス倫理学から引っ張ったようです。
万事塞翁が馬がモットーです。要は万事、いいかげんな人間ですね(笑)