垢には鍵を 猫には幸を

  しらばっくれよう なにもかも
  知らなかったで済ませりゃいい
  言葉も介さぬ者たちよ
  心を愛さぬ垢たちよ

  赤の他人よ 私に触れるな
  何を欲して追ってくる
  ここにはダダが釣った身と
  ただ薄っぺらい恋だけだ

  どうせ聴いてはいないだろ?
  泡はぜさやかに揺れる波も
  大河が踏んで埋もれてく
  鍵をした もう見つけるな

    さては腐った身と心
    玄関先までついてきた
    黒猫撒いて戸を閉める
    ……鍵をかけ忘れていたなぁ

投稿者

愛知県

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。