憎しみと哀しみと
そして身体は動いていく、望む望まぬ休日に関係なく、規則正しく、今日も生活している
休日は休日の、日課の通りに、そして眠れぬ夜を過ごしては明日、規則正しく会社に向かう
何が私の心を不安定にするのか、老後までのコースは見えている、私自身に問題は少ない
駄目なら死ねばよい、そういう思いで歳を重ねてきた、私自身であれば私は強くなれる
生きていると、絶望とは自分のことではないと気づく、自分に為す術が与えられない
戦う相手も現れず、ただ不幸が積み重ねる様を見守る、眺める、チクタクと時間だけが過ぎていく
故に、私は絶望に暮れる。そして、泥々とした、より粘着した、溶岩のような感情が、怒りが、心の底辺に広がりつつある
私は哲学を学ぶ者である、ならば、哲学で、この滲みのように広がっていく溶岩、怒り、憎しみを、言葉に、詩にしていこうと思うのだ
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