一つの怒り
たった一つの出来事も
些細なことがずれれば とたんに思い通りにいかなくなる
なんとイライラすることか!
まだ繊細な気持ちでいたいのに まだ綺麗でいたいのに
相手はこっちのことなどお構いなし
ありえない!
ここではないどこか、別の場所に行きたい
うるさすぎる環境は私には不似合いだ
そのくせ文句は言えない
なんて弱いことか
やるせない気持ちを抱えて 他人にあたろうとする
が
道徳観念が邪魔をしているせいであたれない
そんな自分を見て人は言う
「優しい、素晴らしい!」と。
ふざけんじゃない
どこに向ければいいんだ、この怒りを
バケツにためた水が爆発しないよう、 私は番人となった
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