光
むやみに目が覚める午前三時
あそこ、いつも誰かが見ているよな、と呟いた、あの映画も
泣いた後の感情の下降線
ああ、うつくしいよな
息を整える
涙を拭く
足を確かめる
点滴のように胃の腑に落ちていくアイスカフェラテ
良いことをしていると思ってさえいない
脳味噌がないからだ
誰かの指示に従っていることに充足感
俺はただあれの為に川の向こうに骨を投げる
グラブラ様
今日はいいことあったんです
だからじゃないですけど
活力剤をどうぞ
生まれ変わっても私が私だったら
せめて親を選び直したい
これから死んでいくもののために
これから生きなければならないものが犠牲にならぬように
たったそれだけのことだった
でも貴方には分からないんだな
少しずつ外れていく音程
そろそろシャワーを浴びなきゃ
貴方にはもう触れない
って言ったらまた怒り出すの?
どうせ何やっても怒ってるのに
また怒り出すの?
80年前のシャツをはたはたひらめかせながら
男だか女だかはっきりしない
さほど美しくもない体
鳩や雀が遊ぼうと寄って来る
人間の踊りなんて分からないので
まっすぐに太陽を指差し
世界
と教える
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