灰色の闇
熱気の中を泳ぐ夏の夜
呑んだ酒に飲まれ
帰れば独りのわびしさに
公園のベンチで
うずくまる
さっきまでいた酒場の
ざわめきがこだまし
孤独はまだ追いつかない
気持ち悪さの中で
空を仰いでも
街灯が眩しくて
星は見えず
この空白の時間が
ほろ苦くて
灰色の夜に
帰り道を尋ねる
熱気の中を泳ぐ夏の夜
呑んだ酒に飲まれ
帰れば独りのわびしさに
公園のベンチで
うずくまる
さっきまでいた酒場の
ざわめきがこだまし
孤独はまだ追いつかない
気持ち悪さの中で
空を仰いでも
街灯が眩しくて
星は見えず
この空白の時間が
ほろ苦くて
灰色の夜に
帰り道を尋ねる
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コメント
苦すぎるのではなくほろ苦く、真っ黒ではない灰色の夜と闇というところが、絶妙な感じに思います。この否定でも肯定でもない空間や時間が貴重に思います。
@あぶくも さん、コメントありがとうございます。
家庭を持ってから公園で休むほど飲むことがなくなったなぁ、と思いつつ、当時の記憶を思い起こしながら書いてみました。絶妙と言っていただけるとは!^^ うれしい感想です。