てっぺん

てっぺん

てっぺんが見えないとき

おまえは何を見てる?

おれは鉄片を見てる

空に映える

トラスの美に

恍惚としながら

投稿者

千葉県

コメント

  1. モノクロの写真が、詩と上手く絡んでいますね。モノクロゆえ、想像が膨らみます。…空の色とか。てっぺん。漢字で書くと天辺になるのかな。

  2. @長谷川 忍
    さん、コメントありがとうございます。
    構造物そのものの美が好きなので、てっぺん(天辺=先端)が見えなくてもそれを支えている目の前のもの(鉄片)が愛おしいのですね。何だか駄洒落詩みたいになりましたが、結果とプロセス、どちらを重要視するのかと言った感じで割と真面目な詩なのですー

  3. 鉄塔のある街に産まれて、また、帰ってきて、20数年が経ちました。見慣れた風景ではあるけれど、鉄塔とはあまり心が通い合っていない気がします。通い合っていない、というより、拒否されているような、そんな感覚。役割を果たすためだけにここに建っているのだ、という、それは最早、プライドという言葉が陳腐に思えるほどの意志。毎日顔を合わせるけれど多分、私のことなどは覚えていない、そのような。
    この詩を読んで、何かよくわかるな、という気持ちになります。冷たく、美しく。

  4. この中に三角形はいくつあるでしょう、的にわくわくします。傘下からも見上げてみたい、かっこよさがあります。

    てっぺん!

  5. @たけだたもつ
    さん、コメントありがとうございます。
    「鉄塔のある街に産まれて」ってもうそこだけでカッコええですやん!自分は自然大好きな田舎育ちではありますが、聳え立つ人工物と言うか構造物全般に惹かれるところもあり。わかるなあと思ってもらえるところが少しでもあって嬉しいです。

  6. @たちばなまこと
    さん、コメントありがとうございます。
    その感覚あります。ラーメンスープの油も同じだし、入院して見上げた病室の天井パネルの模様とか。
    あ、パイロン傘下同盟(現在Xでしか知らない人とふたり)入りますか!?(笑)

  7. 背景の空が不穏な感じで良いですね。
    こういうテイストの写真詩はとても好きです。
    鉄の巨大な構造物はなんだかワクワクしてしまいます。

  8. @nonya
    さん、コメントありがとうございます。
    鉄の巨大な構造物、良いですよねー

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