雨の朝

雨の朝

行くのか
また いつ会えるかわからないけれど
楽しかった

・・・・・

別れの二分
その二分が愛しく想えて

ゆっくりとゆっくりと
心の中で
さようならと告げた

小雨が辿る頬に紛れて
涙がしとしと濡れている

見送る背中もしとしとと
小雨に濡れて消えてゆく

風邪をひくなよ

投稿者

長野県

コメント

  1. 雨と、別れの場面が、ゆっくり丁寧に描かれていますね。最終行に、作者の温もり、優しさが表れています。哀しいんだけれどもぐっときました。

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