
恋をなくした乙女子の
しゃくなげの花陰で
露にふるえて泣いている
その肩に
花の吐息が
静かに柔らかに降り積もる
降り積もる幾重の吐息を
月がほんのり染めている
望み途切れたこころの傷に
そんな温みが消えぬよう
澄みの心が褪せぬよう
月よ そのままに

しゃくなげの花陰で
露にふるえて泣いている
その肩に
花の吐息が
静かに柔らかに降り積もる
降り積もる幾重の吐息を
月がほんのり染めている
望み途切れたこころの傷に
そんな温みが消えぬよう
澄みの心が褪せぬよう
月よ そのままに
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