母に捧ぐ

胃ろうの母が横たわっている
アルツハイマーと診断され
自分の意思に関わりなく
特老に入った母
あの時、通路から消えていった姿
何の抵抗もなく消えていった
「だまされた」と言ったと後で聞いた
認識していたのか
悟っていたのか
帰りに様子を見にいく
「バイバイ」と手を振る母
家で、あれほど抵抗していた母が
悟りきっていたのか
自覚していたのか
アルツハイマーと診断され
特老に入った母
今、胃ろうで横たわる
自覚しているのか
意識しているのか

投稿者

東京都

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