わたしの中で燃えるもの

わたしは今日
何度も言葉を飲み込んだ
喉の奥で尖ったまま
誰にも届かず沈んでいく

怒りは炎のように揺れて
失望は冷たい灰のように積もる
胸の内側で
熱と冷たさがぶつかり合って
わたしを苦しくさせる

どうしてわたしは
こんなに傷つくのだろう
どうしてあの人たちは
平気な顔で立っていられるのだろう

わたしは叫びたくなる
けれど声は出ない
その代わりに
心の奥で火だけが燃えている

いつかこの怒りも
静かに消えてしまうだろう
けれど今だけは
消えずにいてほしい
そうしなければ
わたしがわたしでいられない気がするから

投稿者

京都府

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