八ッ場ダム湖にて
ダム湖の底から大小様々なあぶくがぽかりぽかりと昇ってきて大小様々な鳥たちになる
鳥たちは大きいものから隊列を組み三角に波を立てながらたまに顔を水面に突っ込み確認しながら沖へ沖へ泳いでいく
置いてかないで
置いてかないよ
大小様々なたましい
ダム湖の底から大小様々なあぶくがぽかりぽかりと昇ってきて大小様々な鳥たちになる
鳥たちは大きいものから隊列を組み三角に波を立てながらたまに顔を水面に突っ込み確認しながら沖へ沖へ泳いでいく
置いてかないで
置いてかないよ
大小様々なたましい
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コメント
様々なたましい、みんなと一緒。
置いてかないよ、か。
良いなあ。
実はこないだ八ッ場ダムに行ったとき、ほんとにぷかりぷかりと鳥が湖底から浮かんでくるのを見たんですよ(ように見えた)
あっというまに何十羽。
いや自分でも信じてないんですけど、一緒にいたのも見たって言うし。
その後帰ってからその場所をGoogle Mapで見たらまだダムで沈む前のストリートビューになっていて、覗き込んだ湖のその場所には旧国道と線路がまだあったんですよ。しかもそこは交差点でストリートビューではまだ信号機も着灯してました。
ご存知八ッ場ダムの建設は二転三転四転くらいした場所なので、そういうこともあるのかなと思いました。
望遠がなく写真には写しきれなかったのですが、この点々は鳥です。
命の咆哮のようなものを感じました
瑞々しさと、生々しさが、重なり合っているような…。
ダムが建設された時に沈んで失われた何かがあぶくとなり浮かんできてさらに鳥になるという一種の浄化のようなイメージが湧きました。
たかぼさん
浄化されたでしょうかね。不思議でした。
ぎゅっと胸をつかまれるような詩でした。
きっと誰かの故郷であったはずの場所ですね。
からだは離れても、こころだけ取り残されている感覚がします。