ヒマラヤ霊環
よ歌
雪の峯
はるかに仰ぎ
心澄み
古の道を
今ぞ尋ねん
一 氷の洞
氷の洞
息ひとつさへ
星に響き
ひまらやに坐し給ひ
無の聲を聽く
二 雪の峯
雪の峯
いにしへの聲
風に乘り
ヴェーダの光
無限を開く
三 九曜影
九曜影
業の輪廻を
欲なき心にて
ほどきゆくなり
静けさの中
四 神々の惠み
神々の
惠みあらばこそ
業をほどき
霊の贈り物
光に滿ちたり
五 結びの歌
霊環に
雪と星々
響き合ひ
無と光とが
永遠を結ぶ
反歌一 宇宙的余情
星の聲
雪に溶け入り
静けさは
永遠の道を
示す光なる
反歌二 人間的心情
氷の峯
祈りを捧げ
身を澄まし
神々の惠み
心に滿ちたり
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