心感デッサン
心感デッサン
2025.12.26
By frogmorton
透明な 寒青 に
獣道は 何処にも 無く
只 雲 だけは 未知 の 地図 に
道標 を 示す
斜陽が こんなに 眩しいのは
我 が 陰 を 濃く 写す 為
だからこそ 汚れ無き 魂 を
思いっきり 真光 へ 伸ばす
どう 欺いても
何かが ”本当の心” を 視てゐる
錆びた 鉄に 囲まれた
くじら池 に 佇む 孤独者
葉も 亡き 褪せた 枯れ枝 に
映える 漆黒 烏群
その 旋律 の 美しさ は
描き 連ねた スコア と 成る
汚れる度に 払拭 しようとす
消えかけ の 明滅 電灯
誰もが 理想 と してゐる
“I wanna be pure”
誰もが 秘かに 其 を 望んでゐる
”I wanna be a shellfish”
肉体 は 疲れ果て
心 には 火種 を 宿し
『今 を 生きる』
そう
『今』を『生きる』のだ…
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