晦日の陽
世間の片隅で
名も知られずに
白い花は俯いている
無関心な人々の足音が
雑然と通り過ぎていく傍らに
ポツンと取り残され
静かに咲くだけのことが
辛くなって。
大晦日の陽は
おごそかに差し込み
萎れた花弁に滲みあふれ
花は顔をあげて
明日を見つめる
世間の片隅で
名も知られずに
白い花は俯いている
無関心な人々の足音が
雑然と通り過ぎていく傍らに
ポツンと取り残され
静かに咲くだけのことが
辛くなって。
大晦日の陽は
おごそかに差し込み
萎れた花弁に滲みあふれ
花は顔をあげて
明日を見つめる
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