ひとつの刹那

刹那の糸を手繰りゆけば
綱渡りの毎日も
懐かしき日々に化けている
これぞ時の魔法

この刹那が一番多く持っている
我知らず零したものを
肩越しに認めても拾いには行けず
これが時の冷酷

刹那の糸先は見通せぬ
願うは晴天せめては曇天
嵐は来ぬはずと自作の予報を信ずるも
これは時のまやかし

幸運に訪れし憂いなき刹那に
足踏みし続けることは夢のまた夢
これこそが命ある者への時の束縛
ただ進むのみ 進むのみ

投稿者

大阪府

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