言葉は踊る
懐かしい本を読む
昔読んだ主人公の旅立ちの章
勇者は剣を掲げて
ペンは剣よりも強し
はにかんだ微笑みが眩し過ぎて
目に刺さるようだ
でもこの主人公は私じゃない
英雄譚気取っても私の現実が変わる訳じゃない
言葉はダンスを踊る
タップを踏んだり
クルクル回ったりする
狂ったように
リアルの世界では私は小さな存在
長いものには巻かれろ
人々は私を嘲笑する
だけどなんだか皆んな変
外へ出よう
靴を履こうとしたら
靴べらが見つからない
スマホを落とす
指に力を入れて
紐を縛って気合いを入れる
鍵を持って
玄関扉を開けた
外の世界は広いはず
井の中の蛙大海を知らず
小石が靴に入るかもしれない
途中で疲れてしまうかもしれない
そうかもしれないけれど
もっと沢山の世界を見たい
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