てくてく

花がいた
前を馬が通る
蝶々が飛んでいる
自由なはずなのにみんな顔が暗い
「もう縛るものはないんだよ?踊ろうよ?笑おうよ」
僕がそう言っても顔が暗いまま

なんでかな。誰がそうしてるのかな
考えた、無い頭で無い脳みそで考えた
考えれば考えるほど僕も暗くなっていく

花が枯れた
道が崩れた
雨が槍に変わっていく

沢山の人間が僕らをそうさせていると知る
叩いたり噛んだり水をかけたり…
だから自由になったとしても
そうする人間がいるから縛られたまま

顔が暗くなって泣きたくなって
ここからいなくなりたくなって
みんな崖から飛び降りていく

悲しいのに苦しいのに
喋れないせいで人間が思うまま
人間が僕たちのことを代弁してるように見えて
勝手な言葉をつけて大きな箱に映写している

なんでだろうね
僕はまたみんなに言う
「こんなこと思ってないって言おうよ。そんなことしないでって言おうよ」
みんなは更に暗くなっていく
その中の誰かが「仕打ちを受けるだけだよ」と答える

僕たちは手も足もでない

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