逆襲
ギャッ、逆襲か
攻撃目標はポロシャツの白だった
ビュッとね 開けようとしたら
サラダにかけるドレッシング
二つ折りにして潰すと出てくる奴
どこから出てくるか観察したつもりだったのが
それが甘くって
潰すと同時に
私に向かってきたのだよ
数ヶ月前
私は列車の有料車両で
野菜ジュースを飲みきろうと
パックを押したら
隣席の青年の真っ白い高そうなワイシャツに
シミを付けてしまったのだ
パックを押したらピュッ
方向指示器は無効ッ
相手に行くか自分に来るか
慌てて消すが
すべては取り切れぬ
八〇年経って
その思いは取り崩され
時代の転轍機は
小さな王子様が見た
手動式から
大きなシミに
なっていた
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