曇り空

寝間着を脱ぎ
顔を洗い
隙間なく連なった朝は
着慣れた仕事着となって
 
私の輪郭に
切り抜かれた日常から
目をそらしたくなり
 
急かされ歩く一歩ごとに
残した足跡が
浮かび上がって
背後に迫り
 
膝に手をつき
乾いた喉で
見上げた空
 
灰色の濃淡は
ゆっくりと姿を変え
眺めるうちに
静まりゆく意識は
空白へと霧散し
 
過ぎる時間の
のど越しを味わえば
躰の底に
ジクリと
沁みてゆき

投稿者

愛知県

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