かーねーしょん
このあかいはな、
かーねーしょん。
すごくいきしてる。
すみから すみまで
みちて
ひかって
おうさまみたい。
かってきたきのうは
たいしたことないはなだと
おもってたのに
ひとばんで
へやのくうき ぜんぶすって
かーねーしょんにして
ぜんぶはきだして みたしてしまった。
すごくいきしてる。
すごくはりだしてる。
へやのまんなか
むねをそらした
このあかいはな、
かーねーしょん。
○
かーねーしょん。
このへやでは
おうさまなのに
すごくいきしてるのに
もし
かびんからひきぬいて
あそこにほりだしたら
すぐもみくちゃにされて
たたきつぶされるんだろな。
どこってあそこ。
渋谷駅。渋谷駅の。あの交差点。
ひと ひと
あふれるひとむれ
こうさするひとむれは
ほとんどめしいていて、
ま
くるったうしみたいなもので
かーねーしょんのよちさえなく
はてしなくぶっしつだから
ま
しかたないのだけれど、
かーねーしょん。
こんなにもおおしいのに かれんなのに
はなびら くき あかいいろ すいこんだひかり
あそこなら
ぜんぶこわされるのが
おちだろうけど
でも
かーねーしょん。
おまえとちがって
ちあのーぜの うしたちは
どこのくにの
おうさまでもないのだ
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