夢羽残影(ゆめのはね ざんえい)

余歌(ようか)
黒き羽根
夢にふるえて
声もなく
空にとけゆく

朝のしじまに
名を呼べども
返らぬこたえ
風にまぎれて
涙も消ゆる

🍂 長歌(ちょうか)
林の奥に
ひとり歩めば
老いの人
黒き羽根とり

涙ぬぐいて
胸にしみこむ
夢のごとくに
灯火ゆらぎ

夜の静けさ
かすかな火影
寒さをまもる
夢のなかより
鴉のこえを

かすかに聞きぬ
あけぼのに
光さしこみ
心を残す

投稿者

東京都

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