春のあしおと
雪柳が
あまやかな香りで
ささやきはじめると
木蓮は
いっせいに
その丸い蕾を
はじけさせた
柳たちは
みずみずしい枝に
たくさん
新緑を芽生えさせ
山茶花の
下には
いつのまにか
花びらのじゅうたんが
しきつめられていた
今年も馬酔木の
花はたわわに実り
耳をすませば
おだやかだけれど
着々と
歩を進める
春のあしおとが
きこえる
頬を
かすめる風は
まだ
ときおり
冷たいけれど
いのちの喜びが
そっと
わたしに
ほほえんで
かろやかに
かけぬけていった
コメント
「馬酔木の花はたわわに実り」
小さいベルのような花に、ぴったりの素敵な言葉です。
@野鳥倶楽部
さん、お読み下さって、コメントも下さり
ありがとうございます。
馬酔木の花、本当に小さなベルのようですね!
馬酔木はどこか楚々としてかわいらしいので、
見かけると思わず笑顔になってしまいます。
(あ、毒があるのは玉にきずですが)
そんな馬酔木のくだりを
ほめていいただいて、ありがとうございました!
少し思うところがありまして
タイトルと文中の「足音」という言葉の表記を
漢字からひらがなに変更させていただきました。
変更前にお読みくださった皆様、
勝手をしまして大変申し訳ありませんが
どうぞお許しくださいませ。