卒業
今日を越えて
つながる昨日と
変わらない自分を
鏡の向こうに見ながら
寝癖をほぐし
家を出たのに
風向きは変わり
訪れる節目
花束を抱えたキミは
戸惑いながらも
視線をあげ
誇らしさと
別れの寂しさに
時々立ち止まりつつも
歩み続けるキミの姿に
影を重ねて
また一つの
祝福を贈る私は
ゆるやかに
過ぎる時の重さに
少しずつ背を屈め
鏡の中の自分
霜おく髪に
櫛を入れる
キミの過ごす時間と
私の背負う時間は
織りなす綾となって
絡み合い
そして
ほどけていく
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