距離

草の文字が
背中に届く
雨の一粒一粒の距離に
砂の一粒一粒の距離に
街の窓があり
言葉はまだ
人の夢を見ている
徐々に薄れていく
椅子に仕舞われた
体温の記憶
名前がない
ただそれだけで
名前がない、と
思ってしまう

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