春の嵐

嵐の前ぶれの風が
灰色の空へ
花びらを吹き上げる
追いかけっこ
君がつぶやいたように聞こえたが
空耳だったかもしれない

いよいよ強き風に
おどり舞う花びら
あまりに君が静かなため
空を舞う花びらに
名残を惜しみながら
君が横目に見る先を見下ろせば

不器用な車輪の如く
花びらの群れが
木道を転がって行く
君は花びらの行方を見守り
僕は追いかけっこを
邪魔せぬように後ずさる

天にさらわれる花びらを
見送ることも忘れ
花の嵐に打たれる僕は
新たに君を発見し
改めて君と出会う

投稿者

大阪府

コメント

  1. 春と人間の営みを神が橋渡ししているような、そんなスケールを感じました。
    解釈が違っていたらすいません。とても良かったです。

  2. @風太郎

    コメントありがとうございます。

    不意打ちに、身近な人の言動が琴線に触れることがあります。
    という詩を書きましたが、
    風太郎様のお言葉から
    さらに先に進みますと…

    その琴線を鳴らすのは、
    八百万の神様の
    人間への微笑ましさ

    そう考えると
    世界はさらに彩りを増しますね。
    詩の世界を広げて下さり
    ありがとうございます!

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