うつろい

花を散らす
この風をとめよ
僕は命令する

風は凪いだが
自らの重みに耐えかねて
花びらは降り続く

いつまでも
同じというわけには
行かぬのだ

枝先に目覚めつつある
色まだ浅き葉を認め
魔法の杖を握る手を
僕は力なく下ろした

投稿者

大阪府

コメント

  1. 無常がそここにあって、流れてゆくのですね。
    とても良かったです。

  2. @風太郎

    おっしゃる通りで、「無常」を思って書きました。
    「無常」が前提にあると、色々な思い悩みが、やわらぐ気がします。
    昔の人は「無常」という言葉で、見事この世の真理の一つを表現しているように感じます。

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