二人で
ここの店の灯りは少し暗く
僕らの影が足元にぼんやり落ちて
二人で酒を頼んで恋だの愛だの
それにしても君の吸う
タバコの銘柄だの
その爪を噛む癖だとか
僕がそれを知っている事は
この世界の長い時間の中で
どういう意味を持つのでしょう
僕が此処から居なくなった時には
君は僕の事を思い出すのでしょうか
こうして二人で酒を飲んで
君の恋の話なんかを聴いて
こんな風に二人で会話を交わすのは
長い付き合いの中で初めてで
僕らは普段酒を飲まないから
君はタバコに火を付けて
僕らの命は燃える
この店の灯りは少し暗く
僕らの影をゆらゆら揺らす
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