憧れ

憧れ

あの方は
話し掛けても
大変な早口で答えるのです

あたしとは
話したくないのかしら

いえいえ!

気忙しく否定する紳士

私は旅をする者ですから。
そういう習性なのです

海を渡っている時なんて、
のんびり話してはいられません
素早く伝える必要があるのです。

言うや否や、
飛び立つ紳士

風を切って身を翻し
見惚れている間に
もう、あんなにも空の遠くへ

投稿者

大阪府

コメント

  1. 老いた燕と若い燕、それぞれがどんな会話になるのでしょう。
    想像しながら。
    見惚れるものが自分には在ったのかと。
    とても良かったです。

  2. @風太郎

    コメントありがとうございます。
    ツバメは旅をしますから、あらゆる世代での情報交換は、活発な気がします。

    見惚れる対象が、これからの季節もぞくぞく登場です。今日は白いサツキが咲いていたため、しばし見惚れました。往来のため、早足で、一人こっそり。

  3. 燕の紳士の、恐縮した語り口が、ユーモラスですね。慌ただしく飛び立つ紳士の姿をふと想像してみました。

  4. @長谷川 忍

    コメントありがとうございます。
    街中のツバメは、いつも忙しげな印象です。たまに電線にとまっていても、早口でさえずっています。
    日本で過ごす間に、巣作りし、雛を育て、たくさんすべきことがあるため、せっかちになるのですかね。

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